鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

041013 何でもかんでも

 マイナンバーカード、「今申込めば特典が!」みたいな封筒が来ていた。任意なら、まだ申込まなくて良いかと放置していたが。

 健康保険証に続いて運転免許証もマイナンバーカード1枚に統合してしまうの、コウノさん?何でもかんでも詰め込みおって。

 今後は従来のものは無くなるの?つまりカード登録義務化……なの?ニュースをチラ見しただけではイマイチ分からない。

 何よりそそっかしいので、紛失した時が心配。再発行とか面倒くさそう。

 まぁ、今でも財布を落としたらあちこちに電話をしたり出向いたりするわけで、面倒なのに変わりは無いけれど。未知の事は尚更億劫に感じてしまう。新しい事に尻込みする、老人力が高まって来たなぁ。

 今日明日の事ではないので、きちんと記事を読んで決断しないと。

 って言っているうちに、更に何か変わってしまうのかも知れない。便利に安全になるのなら、文句は無いけれどね。

041011 宵越しの金

 3連休、寝たり怠けたりして過ぎる。

 読書は一冊のみ。吉原を作った人の話。読み応え有りで一日読んでいた。

 これに限らず江戸期の江戸の小説を読んでいると、苦労した身代が火事で……と言うのが良く出て来る。実際大火と言うのも多かったようだが。

 宵越しの金は持たないのが江戸っ子気質と言うのが、何だか分かる。苦労して蓄えても火が出たら終いだ、と言う感覚。備えに小金を貯めたとしても、持ち出せるかどうかだし。

 今時は火事のときにはスマホ一つを死守すれば何とかなるのかしら。

 まだ紙通帳派なのだが、「Web口座に切り替えるとギフト券プレゼント!」みたいなDMが届いたりして、ペーパーレスへの流れをひしひし感じている。いつまでに手続きが必要だったか、溜め込んだ郵便物を穿り返さなくては。確か、ATM手数料が変わるとか何とか書いてあったような気もするし。

 ネットやカード決済にすれば、現金を引き出す手間も手数料も要らなくなるのだが……。分かってはいるのだが。

 

041008 遅疑逡巡

 ツォー先生から誕生日祝いのラインが届く。日付は違っているけれど、忘れなかった事を褒めてつかわす。

 返信すると電話が入る。酔ってハイになってるな?と思いながら出てみると案の定。地元に帰って先輩と飲んでいて、私の事を話したらしく「電話してみい」となった様子。酒の肴にすな。

 そして「電話変わるわ」と。何でそうなるかな。顔も知らない酔漢、悪い人では無さそうだけれど話が諄い。

 いろいろ聞かれたが「何で初対面の(対面してないし)アンタに言わにゃならんのよ」を丁寧に穏便に言い換えて伝える。

 困惑の十数分間の電話を戻して、近々会おうと言って終了。

 誕生日・聖誕祭・正月・情人節、のライン。時々通話。この程度のやり取りだから長く続いていると思っている。これをどうしようと?

 どうしたいのか?自分。

041007  ビビディバビディブゥ

 玄関から屋根の下を出る時には棒を振る。何もない所で棒を振っているのを他人様が見たら、何の呪いかと思うだろうなと気恥ずかしくなる。魔法使いが「ビビディバビディブウ」を唱えているみたい。

 まあ、そんなファンタジィな話ではなくて。蜘蛛の巣対策なのだ。

 玄関前の左右の柱、かなり距離があると思うのだが女郎蜘蛛が巣を張っている。出掛けにゴールテープを切るように蜘蛛の巣に突っ込むのは避けたいので、棒を振って綿菓子を作るように糸を巻き取っている。

 一晩かけて作った巣を壊すのは忍びないのだが、人間にも都合があってなぁ。次は壊されない所に作ろうと思ってくれればいいのだが、帰宅時には再建されていたりする。

 蜘蛛を始末すればいいのだろうけど、それはちょっとなぁ。どこかに行ってくれないものかなぁ、と願っている。

041001 聖地巡礼

 10月に入ったがまだ夏のような、秋のような。

 お出掛けするのに迷いながら麻のチュニックを着る。今年最後かな?と思いつつ。

 メイグイ姐々とお出掛け。

 先ずは日本画を愛でる。初めて名前を聞く画家だったが、ポスターの狐の愛らしさに「これは観なくては!」と出掛ける。

 花鳥画、鳥の姿が愛らしい。身近な雀や鳩の美しさに感じ入る。そして視力の衰えを痛感する。細密な絵を見る時には眼鏡を持ち歩かなきゃダメみたい。運転用、鑑賞用……ああ、鬱陶しい!

 カフェでランチの後で、北条氏縁のお寺を訪ねる。聖地巡礼的なヤツ。運慶作と伝わる五体の仏像を拝観。教科書で習ったような仏師の作を目にする、何とも不思議な感じ。

 三島方面に戻りながら、蛭ケ小島辺りに寄ってみる。収穫間近と思しき黄金色の水田が広がって、美しい眺めだ。北条氏が治めていた頃から水田だったのかしらなどと、とりとめもない話をする。

 川を挟んだ向こう側が北条屋敷で、頼朝と政子が逢引をしたのがこの辺りかしら。昔の人は健脚だね。

 しかも、ここから三島大社のお祭りに行くとか、伊豆山神社へ夜道を駆けるとか………健脚と言うかなんと言うか。

 景色は1000年前と変らないかも知れないが、人間の感覚はだいぶ変わってしまったようで。

 

 

040930 ちょっと危機感

 今週は病院に行った。あと少し早く起きると言うのが出来なくて、今回も予約時間ギリギリで飛び込む。いつもドキドキだ。事前検査に血圧測定は無いから良いが、測定したらそこそこの数字を出せそうな気がする。

 待合室、隅っこの席が空いていた。すぐ横にパーテーションがあって、仕切られた所は発熱患者のための席になっているが、誰もいないので臆せず座る。

 しばらくして高齢のご夫婦がその席に通された。会話は筒抜けで、高熱と咳があるとおっしゃる。それは大変だなぁと聞きながら、パーテーションの薄さが不安になってくる。防御力はいかほどのものかと。病院内の事で対策は万全だろうけれど……。

 新規感染者数は減っているようで、だいぶ緊張感が弛みつつあるような昨今。私も4回目接種の申込みをしそこねたが、何とかなるような気がしている。

 それでも身近に患者さんらしき人がいると、やはり緊張する。勝手な言い分だけれど、罹らないで済むなら罹りたくないものなぁ。

040924 食の好み

 去年のこと。

 栗の炊き込みご飯の素が美味しい!と聞いて、何も考えずに買ってみたらば、我が家の炊飯機のMaxを超えていた。2回に分けて炊く、など考えてみたが。面倒くさくてそのままにしていた。

 3連休、予定も無い。土鍋で炊いてみるか?と思い立つ。2合の水加減は430ccと言うところから調べてみる。

 米と水を入れると……容量ギリギリじゃないか?不安に思いながらスイッチオン。沸騰すると煮溢れてきて慌てて蓋を持ち上げる。

 ビルトインコンロ、焼魚の時はおまかせで焼き上がるので、炊飯も同じのつもりだったのだが。おかゆ・ご飯・専用土鍋の3択で、土鍋だからと専用土鍋を選んだのが間違いだったか?

 何とか炊きあがった。

 かき混ぜながら手についたご飯を食べてみる。

 ……甘い。正直に言うなら美味しくない。栗に甘い味がついている。

 勧めてくれた人には美味しかったのだろう。でもなー………。

 頑張って食べます。