定期検査に行く。
主治医が転勤で替わるため、今回が初対面。先生が変わると治療や投薬の方針も変わるかしらと、少しばかり期待と不安。図らずもセカンドオピニオンを受けるような心地で臨む。
まず初めましての挨拶に続いて「病名は何だと説明を受けていますか?」と質問されて、「は?そこから?先生は違う診断ですか?」と混乱。
同じ所見で安心したが、投薬の方針は違うらしく、抗癌剤を勧められた。
……来たか。
前にもあったなあ。薬価が数十倍になるんだよなあ。その時は「使いません」と決めて、時々瀉血をしつつ同じ薬を続けていたのだが。あれから何年経つのかな。
副作用の少ない薬だし、ガン保険も使えると。脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がっているので、それらを発症したほうが薬価より高く付く、と。まあ、ごもっともだが。
一日の半分以上を一人で過ごす身だもの、発症したらそのまま逝けるのではないか?そしたら安上がりではないか?
発症するかしないか、ぽっくり逝けるか逝けないか。
現時点ではバクチに出てみようじゃないか、と言う考えだが。きちんと考えなくてはなあ。