鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

040921 秋の気配

 朝のラジオで『秋の気配』がオンエアされた。昔は(年寄りっぽいフレーズだなぁ)この季節によくラジオで聴いたものだけれど。しみじみ秋の訪れを感じる。もう40年以上前の曲なんだなぁ。

 初めて聴いた中学生の頃にはメロディやコーラスの美しさに耳を奪われていた。行ったことのない横浜の公園に憧れた。

 お年頃になってみると「ずいぶんな男じゃない?」と思ったりした。男の心変わりを察している女の子を前にして「雲の形が変わっていくなぁ」とか外を眺めたりして。結局は別れを告げるのに「精一杯の優しさ」と言ってみたり。冷たいなぁ、と思ったものだが。

 更に年をとって、ケジメをつけるだけキチンとしているかもなと思うようになった。彼女に理解されなくてもフェイドアウトしないだけでも誠実だわ、とか。優しさと言うのかはわからないけれど。

 更に老いた時には、どう感じるかな。