10月に入ったがまだ夏のような、秋のような。
お出掛けするのに迷いながら麻のチュニックを着る。今年最後かな?と思いつつ。
メイグイ姐々とお出掛け。
先ずは日本画を愛でる。初めて名前を聞く画家だったが、ポスターの狐の愛らしさに「これは観なくては!」と出掛ける。
花鳥画、鳥の姿が愛らしい。身近な雀や鳩の美しさに感じ入る。そして視力の衰えを痛感する。細密な絵を見る時には眼鏡を持ち歩かなきゃダメみたい。運転用、鑑賞用……ああ、鬱陶しい!
カフェでランチの後で、北条氏縁のお寺を訪ねる。聖地巡礼的なヤツ。運慶作と伝わる五体の仏像を拝観。教科書で習ったような仏師の作を目にする、何とも不思議な感じ。
三島方面に戻りながら、蛭ケ小島辺りに寄ってみる。収穫間近と思しき黄金色の水田が広がって、美しい眺めだ。北条氏が治めていた頃から水田だったのかしらなどと、とりとめもない話をする。
川を挟んだ向こう側が北条屋敷で、頼朝と政子が逢引をしたのがこの辺りかしら。昔の人は健脚だね。
しかも、ここから三島大社のお祭りに行くとか、伊豆山神社へ夜道を駆けるとか………健脚と言うかなんと言うか。
景色は1000年前と変らないかも知れないが、人間の感覚はだいぶ変わってしまったようで。