玄関から屋根の下を出る時には棒を振る。何もない所で棒を振っているのを他人様が見たら、何の呪いかと思うだろうなと気恥ずかしくなる。魔法使いが「ビビディバビディブウ」を唱えているみたい。
まあ、そんなファンタジィな話ではなくて。蜘蛛の巣対策なのだ。
玄関前の左右の柱、かなり距離があると思うのだが女郎蜘蛛が巣を張っている。出掛けにゴールテープを切るように蜘蛛の巣に突っ込むのは避けたいので、棒を振って綿菓子を作るように糸を巻き取っている。
一晩かけて作った巣を壊すのは忍びないのだが、人間にも都合があってなぁ。次は壊されない所に作ろうと思ってくれればいいのだが、帰宅時には再建されていたりする。
蜘蛛を始末すればいいのだろうけど、それはちょっとなぁ。どこかに行ってくれないものかなぁ、と願っている。