鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

041011 宵越しの金

 3連休、寝たり怠けたりして過ぎる。

 読書は一冊のみ。吉原を作った人の話。読み応え有りで一日読んでいた。

 これに限らず江戸期の江戸の小説を読んでいると、苦労した身代が火事で……と言うのが良く出て来る。実際大火と言うのも多かったようだが。

 宵越しの金は持たないのが江戸っ子気質と言うのが、何だか分かる。苦労して蓄えても火が出たら終いだ、と言う感覚。備えに小金を貯めたとしても、持ち出せるかどうかだし。

 今時は火事のときにはスマホ一つを死守すれば何とかなるのかしら。

 まだ紙通帳派なのだが、「Web口座に切り替えるとギフト券プレゼント!」みたいなDMが届いたりして、ペーパーレスへの流れをひしひし感じている。いつまでに手続きが必要だったか、溜め込んだ郵便物を穿り返さなくては。確か、ATM手数料が変わるとか何とか書いてあったような気もするし。

 ネットやカード決済にすれば、現金を引き出す手間も手数料も要らなくなるのだが……。分かってはいるのだが。