表皮が硬くなったミカンをメジロに食べさせようと、半分に切って植木の枝に挿して置くのだが、体の大きなヒヨドリが多くを食べてしまう。
食べるだけならまだしも、枝から抜いて落としてしまう。
落とすだけならまだしも、玄関前に糞を落としていく。実に腹立たしい。
落としたミカンと糞を片付けていたら、「ヂャッ、ヂャッ」と鶯の笹鳴きが聴こえた。近いな、と見回してみたら梅の枝に地味な色あいの小鳥が一羽。鶯だ。時々声は聞こえるけれど姿を見るのは久し振り。
もしかしたら、鶯もミカンを食べに来ているのかな。だったらまた挿しておこうかな。
温かくなったら、良い声を聴かせてね。私に聴かせるために鳴くわけじゃないけども。
春の野に 鳴くや鶯 なつけむと
我が家の園に 梅が花咲く