本棚を片付けたい。
引っ張り出して読んだ本を手前に積み上げていて、見栄えも悪いし防災上もよろしくない。他人を通すわけじゃなしと思う怠け心との葛藤だ。
遅く起きたので朝昼兼用の食事をしてから始めるかな、と思い立つ。天気が良くなくて庭いじりが出来ないしちょうどいい。どこから手をつけるかな、と。棚を眺めて目についた一冊を手に取った。
帚木蓬生『臓器農場』。
つい読み始めて、気が付いたら15時過ぎ。朝ごはんを食べてないし薬を飲んでないし、いまさら本棚に手をつける気にならない。ダメだわ、自分。
明日はやろうと思うが、ページを捲ったら負けだ。心を無にするのだ。