遠い山から吹いてくる 小寒い風に揺れながら
唱歌かな。歌詞はうろ覚えだから、きれいなだったか、やさしいだったか……まぁ野菊の歌。
これは野菊ではなくて小菊。色も薄い桜色。裏庭に行ったら咲いていた。放ったらかしなので地を這うように咲いている。
たまに通る道路沿いに、見事な懸崖菊を毎年咲かせるお宅があったが見掛けなくなった。職場の近くでも玄関前に笊菊を飾ったり、歩道の街路樹の根元に小菊を植えたりする(ちょっと歩道が狭くなるのだ)お宅があったが、植木鉢も減っているような。
多分世話をするご家族が亡くなられたとか健康を害されたとか、そういうご事情なのだろう。植物を育てるのは手間暇も費用も掛かるものだから、仕方ないか。
母の友人にも菊の鉢植えを丹精している人がいたな。もう高齢で続けてはいないだろうが。そもそも元気なのかも分からないし。
何だか寂しい気分になるなぁ。