鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

020703 近ごろ流行りだとて

 食パンが流行っているのは去年辺りからだろうか。あちこちに専門店が出来て、取り寄せてまで食する人びとも少なくない…らしい。不精な私には無縁なモノだと思っていたら、あにはからんや、2店舗のパンを食する機会を得たのだった。
 A店。地元にも出店して、オープン時には行列が出来ていたそうな。外回りから帰った社員が「何ごとかと思ったらパン屋だった」と。まずは整理券を貰う所からだと言うから恐れ入る。
 その入手困難なモノをチーちゃんの家族が買ったそうで、メイメイちゃんと共に一切れお裾分けをいただく。
 二人して「ありがとう」の前に「どうしたの!?」と言ってしまって大笑い。「よく手に入ったねええ」って、食糧難時代か。
 何でもご家族の友人が整理券を取れたそうで、「要る?」と行列の中から電話をくれたとか。人付き合いって大事なのねえ。
 パンはしっとりふんわりと軟らかでクリームの甘みがあって美味しゅうございました。
 B店。車から見かけては気になっていたが、駐車場に入って列に並ぶのが面倒で、眺めるだけだった。外回りの社員が「通り掛かったら今日は誰も並んで無かったから」と買ってきたのをこれまたお裾分け。
 生地がしっかりしていて弾力があって、食パンらしい食パン。耳の歯応えも好みのタイプ。
 双方1本800円くらい。1斤100〜160円のパンを食べている身にはお高く感じられて、常食することはないだろうなと思う。まず「美味しいパンが食べたいな」と思った時にふらっと立ち寄れないのがねえ。
 手間も時間もお金も惜しまないのが美食家なんだと、つくづく思うわ。