鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

20180310 桃始めて笑う

 季語『山笑う』が春。えんだりほころんだりゆるんだりするのが春なのか。
 桃の花がほころび始めて、と言われても。まだまだ蕾は固いじゃん?と考えてしまうが、先週は桃の節句だったな、そう言えば。暦の上では桃の時期らしい。
 
 桃の花。春先の花としては、どうしても梅や桜の方が目立つような気がする。私の待ち遠しさ順は1桜2梅3桃だなあ。実の方は断然桃が首位で次点桜。
 
 ここで桃の和歌を一首、と思ったが何も出て来ない。そのかわり漢詩を思いだした。高校の漢文で習った『桃夭』だ。
 『桃の夭夭たる
  灼灼たるその花
  この子ゆき嫁ぐ 
  その家室に宜しからん』
 実がたわわに実る、葉が繁ると続いて、嫁ぐ娘を祝う詩(多分)。漢文は苦手でロクに授業を聞いていなかったが、コレだけは覚えてる。不思議なものだな。