鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

040618 二礼二拍手(しのび手)

 出発前、カーナビに叔父の住所を入れるが、丁目までしか入らない。何とかなるでしょと出発する。
 最後のインターを降りて近辺まで行くが、十数年前とはまるで様子が変わっていて混乱する。スマホの地図機能では徒歩2分などと表示するが、中々辿り着けず。「今日近所で事件があったら、不審な県外ナンバーの車がうろついていたって言われるね」と苦笑い。

 何とか探し当てたら、叔父の手作りの小屋や物干台が記憶の通りだった。
 益々亡くなった叔母に似てきた従姉に迎えられて、祭壇へ。そうだ、叔父さんは仏様じゃなくて神様になったんだよなぁ。
 遺影に向き合って、二礼二拍手(音は立てない)一礼。お米が入ったお皿(とは言わないのかな)が並んでいて、摘んで左から右へお焼香のように移す。従姉に教えて貰いながら、ぎこちなく。遅くなってごめんなさいとご挨拶。

 最後に会ったのは下の叔父の葬儀だった。その時は足を痛めていたものの、元気そうにしていたのだが。知らされていなかったが、その後に癌を患ったのだそう。運転免許証を返納したり、煙草をやめたり、デイサービスに通ったり。知らない事ばかり。
 最後はコロナでは無いが肺炎だったと言う。やはり怖いな、高齢者の肺炎は。

 帰り際、手土産のほかに一升瓶を渡された。お酒が大好きだった叔父、控えるように言われていたそうで飲まなかったのだそうだ。ありがたく頂戴して、叔父に代って飲むことにする。