鳳仙花の日記

ゆるゆるとした身辺雑記

050606 脚がたくさんある生き物

 苦手です。蜘蛛とか蟹とか蛸とか……。

 蟹や蛸・烏賊は普段の暮らしの中で遭遇しないので、まあ、いいとして。蜘蛛や大ゲジやカマドウマも気持ち悪いけど毒はないから、まあ……いいとして。あんまり良くないけど。

 百足は困る。何年か前、天井からベッドの上に落ちて来て以来、照明を真っ暗にして寝ることが出来なくなった。オバケが怖いからと言う人もいるけれど、私は百足と蜘蛛が怖いので保安灯を点けて寝ている。

 夜、風呂に入ろうと浴室に入ってお湯を出して。浴室を出ようとドアに手を伸ばして、違和感を感じた。

 ドアの持ち手の近くに百足が!胴が黒くて脚が赤い、5寸級のヤツが!触らないで良かった!!

 ドアの向こうには殺虫剤があるのだが、ドアに手をのばす勇気がない。熱湯を掛ければいいのだが、夏で設定温度が低めの42℃ではシャワーで退治出来るかどうか。

 困ったが独り身なので自分で何とかせねばならん。とにかくドアから離れてほしいのでシャワーを最大の水圧で当てて見るが、しがみついているのかなかなか離れない。永遠のような時間(多分1.2分くらい)の後に床に落ちたので、すかさずドアを開けて殺虫剤を手に取る。逃げ惑っているヤツに思いっ切り噴射する。身を捩ってお腹の白いのが見えるのも気持ち悪いのだけれど……。

 何とか、仕留めた。気持ちとしてはヒグマを倒したような心持ち。

 仕留めるのは良いのだが、コレを始末するのがイヤだ。ゴキブリとか蜘蛛とか、お腹を見せてひっくりかえっている姿は、背中側の何倍も気持ち悪い。イヤイヤ始末をして、温度設定をMaxにしたシャワーで浴室を洗い流す。気休めだが消毒した気持ちになれるので。

 夏の間、何度こんな思いをするのかしら。寒いのは苦手だけれど、虫がいないだけ冬の方がマシだと思えるくらいよ。

 嫌いだ、夏と虫(百足は昆虫ではないようだけれど)。