メイグイ姐々と舞台を観に行く。
同名の映画は私を張國榮の迷にした名作だし、漢文の授業で習った「虞や虞や、汝を如何にせん」でも知っている。
この舞台についてはタイトルとポスターの印象だけでチケットをとって、何の前知識もなく観に行った。
舞踊の事は何も知らないので、人間の体ってあそこまで動くんだなぁと感嘆。目の前で生身の人間が動くライブ感、舞台ならではだなあ。
虞姫役のダンサーがとにかく素敵だった。細身の女性かと見紛うほどに、しなやかで美しかった。華美な衣装を纏っていなくても、美姫に見える。項羽との場面は官能的で、身を乗り出して見てしまった。
映画の『覇王別姫』、また観たくなったな。
で、美しいものを観て、ちょっとお酒を飲んで。良い気分で帰れるかなと思ったら。
山手線、すごいな。グリーン車に立っている人がいるような、平日の帰宅ラッシュにマトモにぶつかってしまった。田舎暮らしの身には酷く堪えた。あれを毎日繰り返しているなんて、東京の人はスゴいわ。